業務用エアコンについて知っておきたいこと|七福電気ドットコム株式会社
業務用エアコンについて知っておきたいこと
業務用エアコンの種類は多数!
きっとイメージ通りのエアコンが見つかります
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店舗やオフィスなどに設置される業務用エアコンは、環境に合わせて様々な機種があります。
こんなイメージの店舗にしたい、オフィス環境にはこんなエアコンが欲しいといったイメージが膨らませれば、いろんなタイプのエアコンが考えられますが、業務用エアコンはそんな店舗やオフィスのイメージの数だけ様々なタイプのものがあるといっても過言ではありません。
ここでは多様な種類がある業務用エアコンの種類について、それぞれの特徴やメリットを紹介していきます。
目次
- 天井カセットタイプ
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天井に埋め込まれる形で設置されるタイプの業務用エアコンが天井カセットタイプと呼ばれるエアコンです。
天井カセットタイプのエアコンの利点としては、店舗やオフィスなどで壁面を使いたい場合、天井部のスペースを取らない形でのエアコン設置を行うことができます。
天井埋め込み型で、天井から出っ張る部分が少ないため、天井照明の影になりにくいという部分も大きなメリットです。
利点が多い天井カセットタイプのエアコンですが、内装工事に合わせてエアコンの取り付けを行う必要があり、簡単に増設することができないというのが弱点です。
天井カセットタイプ業務用エアコン
- 天井カセットタイプには4方向、2方向タイプがある
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天井カセットタイプの業務用エアコンには、さらに風向の調整方向の数に応じて、4方向タイプと2方向タイプに分かれます。
上記写真のタイプは4方向タイプの天井カセットタイプになります。
4方向タイプは風向が四方に均等に広がるようになります。
それに対して2方向タイプは以下の写真のようなものになります。 -
風向が2方向に絞られることで、冷房や暖房をスポット的に調整することができるようになります。
4方向タイプではそよ風のような形で天井からエアコンの空気が出ているのに対して、2方向タイプは人のいるところにより強力にエアコンの風を送ることができるようになります。
出典元:ダイキン
- 天井ダクトタイプ
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天井から吹き出し口だけが出ていて、エアコンが天井内部に格納されているようなタイプのエアコンは天井ダクトタイプと呼ばれています。
一か所のエアコンから複数の吹き出し口までダクトと呼ばれるホースのようなもので接続されていて複数個所の吹き出し口から一定風量が出ているような形となります。
天井には吹き出し口だけが出ているのでエアコンが取り付けられている感じがなく、店舗やオフィスではよく用いられています。
出典元:ダイキン
- ダクト型エアコンをビルトインタイプと呼ぶことがある
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天井ダクトタイプを見ると、エアコン本体と吹き出し口が別の場所に設置されています。
こうしたエアコン本体と吹き出し口が別になっているタイプをビルトインタイプと呼びます。ダクト型エアコンはその中の一種になります。
このタイプの良いところは、一か所のエアコンで吹き出し口を複数個所につけることで、複数の部屋の温度調節を行うことができるということです。
オフィスの空調も、エアコン本体を集約した場所に設置して、吹き出し口だけをたくさんつけることで、エアコンの台数をまとめて効率的な設置を行うことができるようになります。
だだし、デメリットとしては、温度調節は一か所でしか行えないため、集約をしすぎると局地的に暑い場所、寒い場所が出てきてしまいます。温度調節可能な範囲を考える必要があります。
- 天井吊り型エアコン
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天井吊り型エアコンは、今までの紹介してきた天井埋め込み型のエアコンとは異なり、天井から吊るされるような形で設置するエアコンのことをいいます。
天井埋め込み型のエアコンは、主に新築時に空調設計の段階でエアコンの配置を検討、設置されるため、施工後にこの部分のエアコンが足りないといっても増設に大きな工事費用がかかります。 天井吊り型エアコンであれば、天井外部に出てしまいますが、エアコンの増設を行う場合、家庭用エアコンの設置のように容易に増設を行うことが可能です。
天井吊り型エアコン
- 床置き型エアコン
- 天井に取り付けるタイプのエアコンとは異なり、床に置いてその機器で温度設定をするタイプの業務用エアコンを床置き型といいます。 温度検知と温度設定も機器本体についているため、温度を調節したい場合にすぐに操作して温度調節できることがメリットです。 スポットエアコンのような役割をしていることが多く、人が多く集まる店舗や工場などに設置されています。
出典元:ダイキン
- エアコンと室外機の組み合わせにも種類がある?
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ここまではエアコンの吹き出しに関する内容を説明してきました。
オフィスや店舗の見やすいところにある吹き出し口の部分であれば、見たことがあるためイメージしやすいと思います。
今度はエアコンの室外機との関係です。
ここの温度調節をしたいということでエアコンの室内機をよく考えることがありますが、室外機は忘れがちです。
家庭用エアコンでもエアコン1台に対して必ず1台の室外機があります。
室外機の設置環境も考えなければなりませんが、業務用となるとその接続に関しても様々な種類を選ぶことができます。
- シングルタイプとマルチタイプ
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シングルタイプは室外機1台に対して1台の室内機が設置されるタイプです。
家庭用エアコンもこのタイプがほとんどで、エアコン1台の室内機に対して1台の室外機が接続されています。
業務用エアコンは広いスペースや複数の部屋に、同時にエアコンを稼働させる場合がありますが、シングルタイプのエアコンではたくさんの室外機を設置する必要が出てきてしまいます。
そこで登場するのが、容量の大きな室外機を1台設置し、室内機を複数台接続するタイプをマルチタイプと呼ばれる機種です。
店舗やオフィスが入る都心のビルなど、室外機のスペースに制約があるような環境では、マルチタイプのエアコンが効果を発揮します。
出典元:ku-depot.com
業務用エアコンは非常に用途が広いため、各エアコンメーカーが様々なタイプのものを販売しています。こんなエアコンが欲しいけど、なかなか見つからないというような場合も、相談だけでもお気軽に!
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