LANケーブルの選び方と業者に依頼するメリット:ネット回線は速度が命！有線LAN配線のススメ｜七福電気ドットコム株式会社

LANケーブルの選び方と業者に依頼するメリット

• インターネットを利用するのに欠かせないLANケーブル。安定したネット環境を充実させたるために、有線LANケーブルを利用している人も多くいらっしゃるでしょう。こちらでは、LANケーブルの選び方、配線工事を専門知識がある業者に依頼すべき理由をご紹介します。

LANケーブルの種類

LANケーブルには、大きく分けて「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」の2種類があります。

ストレートケーブルは、一般的にパソコンとハブやルータ（パソコン以外の機器）を接続する場合に使用されるケーブルです。1台のパソコンをインターネットに接続する際にはストレートケーブルのみで十分です。

一方、クロスケーブルは、2台のパソコンを接続して、主にデータ転送用として使用されます。しかし現在はデータ転送にもストレートケーブルが使えるようになっているため、クロスケーブルを使用する機会はほとんどありません。

LANケーブルの正しい選び方

■ 通信速度
LANケーブルは、カテゴリーという規格で分類されています。5・5e・6・6A・7・7Aと、カテゴリーの数字が高いほど通信速度は速くなります。カテゴリー5は通信速度100Mbpsに対応しているため、1Gや10Gといった環境での使用は適していません。カテゴリー5は今ではほとんど取り扱われておらず、現在主流なのは6～7Aのカテゴリーです。LANケーブルのカテゴリーは、ケーブルに印刷されている表示を確認できます。

■ 長さ
LANケーブルは1m以下のものから300mの長いものなど、様々な長さがあります。ケーブルには、1芯が1本の銅線となっている単線と1芯が複数の銅線で構成されているより線があります。長いケーブルには通信の安定性に優れた単線、短い場合は柔らかく取り回ししやすいより線がおすすめです。

■ 形状
ノイズに強い丸型、壁際や隙間に最適なフラット、コンパクト収納が可能な巻取りケーブルなど、様々な種類があります。据え付けにするなら安定性がある丸型、持ち運びをする場合は細いものを選ぶなど、使用用途や環境に合わせて最適なケーブルを選びましょう。

配線・増設工事を業者に依頼するメリット

ご自分でLANケーブルの配線・増設工事をすることは可能です。しかし、電気配線に触れる場合は、電気工事士などの国家資格が必要となります。

また、LANケーブルの増設の場合、設置するだけでなく、どう配線するかなどの知識が必要で難易度が高くなります。LANケーブルが長く、部屋中を横断するように配置してしまうと、部屋を移動するたびにケーブルを踏んだり、引っ掛けたりしてしまうかもしれません。何度も踏まれたり引っ張られたりしたケーブルは断線しやすくなります。また、配線に足を取られて転ぶ可能性があり、毎回足元に気をつけて歩くのはストレスが溜まってしまいます。

配線を断線させないためにも、知識や技術を有する業者に依頼することをおすすめします。特にオフィスなど、パソコンの数が多い場合は、見栄えや効率の良い動線を確保するために、壁に埋め込む工事も少なくありません。万が一、壁に穴を開ける際に電話や電気といった他の配線に傷をつけてしまうと、漏電や配線トラブルに発展するおそれもあります。

また、ご自身で配線・増設工事をした場合は後のトラブルも自分で対処しなければなりませんが、専門業者に依頼すると、工事後のトラブルにも対応が可能です。

このようなトラブルを避け、快適なネット環境を構築させるためにも、専門業者に依頼した方が安心・安全と言えます。