業務用エアコンについて知っておきたいこと|七福電気ドットコム株式会社
業務用エアコンについて知っておきたいこと
エアコン廃棄時のフロンガス回収・破壊処理について
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エアコンにはフロンガスが使われていることをご存じですか?フロンガスは空気中に放出されると、地球温暖化の原因となるほか、オゾン層を破壊する物質として有名です。オゾン層は太陽からの紫外線をカットするなどの役割をしているのですが、フロンガスによる破壊が大きな環境問題として取り上げられました。
エアコンは便利な機器である反面、こうしたデメリットもあるフロンガスが使われています。そのため、エアコンは通常のごみと一緒に廃棄することができません。今回は、業務用エアコンの廃棄とフロンガスの回収・破壊処理について解説します。
- エアコンにはなぜフロンガスが使われるの?
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エアコンや冷蔵庫など、様々なものを冷やす機器には、必ずと言っていいほどフロンガスが使用されています。
空気を冷やすためには、熱を取って、別の場所へ放出する必要があります。エアコンや冷蔵庫の中では、内部の熱を取るために、配管の中で蒸発したり、液体に戻ったりするものが必要となります。
これを冷媒と呼び、エアコンや冷蔵庫などの何かを冷やすための電気機器には必ず使用されています。
空気を冷やすために、液体から蒸発して気体になったり、また液体に戻ったり、温度が乱高下したりと、冷媒は物質としてハードな変化を行います。このハードな変化に対応するには、物質的に安定している必要があります。これらの条件を踏まえて開発された物質がフロンです。フロンが開発されたことで、冷蔵庫やエアコンなどの冷凍機器が爆発的に普及していきました。
- フロンガスの環境に対する影響度
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開発された当初、フロンは様々な面において、理想的な物質と考えられていました。冷媒などに限らず、電子基板の洗浄などにも利用されてきました。しかし、近年になって、この物質は大気中に放出されても簡単には分解されないため、大気中のオゾンと結合してオゾン層を破壊してしまうということがわかりました。オゾン層は太陽からの紫外線をカットする役割をしているため、オゾン層が破壊されると、紫外線による健康被害や環境への影響などが増えることがわかっています。
また、フロンは地球温暖化の原因となる温室効果ガスとして指定されています。二酸化炭素の数百倍という強力な温室効果があるといわれています。
このように、フロンは便利な物質であったがゆえに、環境面で大きな影響をもたらすことになったのです。
- フロンガスの使用を禁止する国際条約が制定
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フロンの環境面への影響が指摘されてもう30年以上が経過します。近年では、フロンの使用を全面的に禁止する動きが進んでいるため、エアコンメーカーや家電メーカーは指定のフロンに該当しないノンフロン冷媒の開発や普及に努めています。今後、新規で販売するエアコンや冷蔵庫などは、ノンフロン冷媒が使われたものでなければ販売ができないということになっていきます。
古いエアコンや冷蔵庫を処分する場合、有害なフロンが機内に入っているため、通常の粗大ごみとして処分することができません。エアコン内部のフロンを回収し、フロンの破壊処理を行う必要があります。
フロンの回収を行うためには、環境大臣と経済産業大臣が認定する「第一種フロン類充填回収業者」の指定を受けた業者にエアコンを持ち込んで、フロンガスの回収を行ってもらう必要があります。
フロン類破壊業者では、様々な方法を使って、フロンを分解し、自然界にある無害な物質に変化させる処理を行います。フロンが無害な物質になった後は、エアコンは通常の粗大ごみや産業廃棄物と同様に通常のごみとして処分されます。
エアコンや冷蔵庫の処分にはフロンの回収・破壊処理という通常の処分とは異なるプロセスを踏む必要があります。
古いエアコンや冷蔵庫を処分する場合のフロンの回収
- 買い替え時の古いエアコンの処分やフロン破壊処理も七福電気ドットコムへ!
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古い業務用エアコンを買い替えた際には必ずエアコンの処分が必要となります。その際のフロン回収も七福電気ドットコムへお任せください。
エアコンの引き取りやフロン破壊に関する必要書類や費用も、一括でお受けすることが可能です。
エアコンの引き取りやフロン回収に関する必要書類や費用も、一括でお受けすることが可能です。
改正フロン排出抑制法が2020年4月1日より施行され、機器を廃棄する際にフロン類を回収しないと即座に罰金が科せられるようになりました。
七福電気ドットコムは「第一種フロン類充填回収業者」として適切な手続きのもとフロン回収を行います。
古いエアコンの処分やフロン破壊処理は七福電気ドットコムへご相談ください!